Bingの大幅なアップデートがありました。複数のメディアが報じているため、既に大きな変更についてはご存知の方も多いはずです。
最も大きなもののひとつは、検索エンジンWolfram|Alphaとの提携による、検索結果の変更です。残念ながら私の場合、色々試してみましたWolfram|Alphaが検索結果に表示されられませんでした。もしまだご覧になっていない方は次の記事を見ていただくと、雰囲気をつかんでいただけるかと思います。
これらのことは、まだ日本版では提供されていません。ビジュアル検索やツイッター検索、Bing&Pingなど、面白い機能のほとんどは米国版のみの提供になっており、トラベル検索や演算検索などと同様残念です。
日本語版の機能
ただ、今回のアップデートはどうやら米国だけの影響に留まらず、日本語検索あるいは日本版Bingにも影響は与えているようです。少なくとも、日本版のBing化は着実に進んでいる気がします。(私もしばらく日本語版Bingを調べていなかったので、もしかすると少し前からそうなっていたのかも知れませんが)
以前、「今できるBingのSEO対策」で紹介しましたが、この記事を書いたとき、Bingでは「京都」や「大阪」というキーワードで検索した時、MSN時代と大きな変化はありませんでした。
今回、もう一度、それらを試してみたところ、次のような結果が表示されました。
ご覧頂くと、お分かりかと思いますが、これら都市名での検索結果に、アルゴリズムによって生成されたカテゴリーが表示されるようになっています。
また日本版Bingのトップ画面が変更になっています。今まで日本と英語の切り替えは画面右上のナビゲーションで行うことができたのですが、現在はGoogleの様に、画面下で切り替える形になっていますし、同様に、トップビジュアルの履歴を見ることができるようになっています。
また1ページに表示する最大検索結果の数を100から50に制限しました(これは日本語版だけではなく米国版でも同じようです)。
日本語版のこれらの機能の追加によって逆に、米国版Bingで表示されている新機能がこちらからは見えなくなっているのかもしれません。もしかしたら確認作業を私がうまくできていないだけかも知れませんし、もう少し試してみますけれど。
現在もアップデートは継続中だと思いますし、英国版BingではBetaがとれるなど米国版以外でも動きがあります。英国版の場合、言語が同じですし、日本版の場合は英国版のようなわけにはいかないと思いますが、しばらくは大きな変化がある可能性もありますし、Bingに注目しておきたいですね。
補足になりますが、「今できるBingのSEO対策」でも触れました、Bingでなかなかインデックスされない問題ですが、Bingのプログラム・マネージャーであるBrett Yount氏が、スレッドへの返信の中で次のような発言をしています。
I submitted your site.(…) I also suggest changing the <changfeq> dates in your sitemap to daily until you see us crawl more often.
今、サイトをサブミットしました。(中略)クロールを多くなるまで、サイトマップの<changfeq> を「daily」にすることもお勧めします。
Bingにまだうまくインデックスされないという方は一度試してみてはいかがでしょうか。