Google の検索セントラルでリンクのベストプラクティスに関するドキュメントが更新されています。
この投稿を書いている時点では英語版だけで、日本語の方はまだ古いドキュメントのままですね。
これまでは非常にシンプルな内容だったのですが、新しいドキュメントは次のようなコンテンツで構成された親切な内容になっています。
- リンクをクロールできるようにする
- アンカーテキストの設置
- 良いアンカーテキストを書く
- 内部リンク:自分のコンテンツの相互参照
- 外部リンク:他のサイトへのリンク
個人的に今回の更新で気になったのは、「 As a fallback, Google can use the title
attribute as anchor text if the <a>
element is for some reason empty. 」の一文で、おおよそ次のような意味ですね。
<a> 要素が何らかの理由により空だった場合、代替案として Google は title 属性をアンカーテキストとして使用することができます。
Link best practices for Google
つまり、こういう場合に title 属性がアンカーテキストとして使われることがあるとのことです。
<a href="https://www.tyto-style.com/" title="Tyto Style のトップページへ"></a>
最近だと、2020年のハングアウトでは John Mueller 氏がアクセシビリティの点では重要かもしれないが、SEOでは重要なものではないと語っていましたし、個人的に何度か調べた限りでは title 属性は利用されていないようでしたので、基本的に Google では title 属性は無視されるものと思っていました。
ただし、注意しなくてはいけないのは、title 属性が利用されるのは、あくまで補助的なかたちであり、アンカーテキストがなかった場合に限られるということですね。
これまでもこの条件でチェックしたことはなかったので、私が気づかなかっただけなのでしょう。
title 属性が利用されるかもしれないからといって、title 属性に重要なテキストを入れておけば安心というわけではないので、その点は注意が必要です。