SEOの基礎、パート12です。
ページのコンテンツに関することを扱った記事になります。
以下はStoney deGeyter氏による「SEO 101 – Part 12: Everything You Need to Know About Page Content」の全訳になります。もし誤訳や解釈のミスなどがありましたら、ぜひご指摘ください。可能な限り修正していきたいと思います。
SEO101 – Part12: ページ・コンテンツについてこれだけは知っておきたいこと
以下のシリーズはニューヨークでL’Oreal主催の美容系ブロガーグループに行ったプレゼンテーションから転用したものである。プレゼンテーションのほとんどは、ブログを検索エンジンとユーザーに優しいものにする方法について用意されたものだが、ここで私はあらゆる業界をまたがって製品やサービスを販売するサイト向けのコツや戦略を含む多くのコンセプトを膨らませていくつもりである。
見出し
コンテンツを書く第一段階は、それぞれのページに素晴しい見出しを作ることである。前回、私は訪問者の注意を引くことについて論じた。このことはページ見出しの本来の仕事のひとつである。
見出しはページのTitleタグとは異なる。Titleタグは検索結果に表示されるが、見出しはページ上で見られる。見出しとタイトルは同じである方がいいこともあるが、そうでない場合もある。タイトルにはキーワードを使わ「なくてはならない(MUST)」。見出しにはキーワードを使う「べきである(SHOULD)」。全ては、注意を引き付け、訪問者に読み続けさせるために持ちいたい、その仕掛けにかかっている。
タイトルと見出しは互いに隔たりが大きくなり過ぎないよう注意しよう。訪問者にページをクリックさせ、彼らの期待にそぐわない見出しを読ませることになるのだけは避けたい。
優れた見出しは人々に後に続くコンテンツに期待できるものを伝える。どんな情報を知ることができるのか?どんな利益になるのか?どんなソリューションを提示するのか?見出しは訪問者がその必要があると感じなくなるほど多くを提供することなく、読み続けたいと思う程度に十分な情報をイメージさせ、与えなくてはならない。
この良い例が「優れた見出しは検索エンジンランキングを上昇させる助けとなる」である。これだと、見たところ、知るべきことを全て伝えてしまっている。他方、「検索エンジンランキングを上昇させる見出しを書く方法」は読み続ける理由を与える。私ならヘッドラインでは明らかにされない何かを知ろうとすることが私には分かる。
コンテンツを魅力的に
ヘッドラインは人々をコンテンツに引き込み、興味を抱かせ、あなたが語るべきことを知ってみたいと思わせる。そうであるがゆえに、コンテンツは期待を裏切ってはならない。
けちってはいけない。コンテンツには、読者が望む全てを与える必要があるところなら、何処へでも移動させよう。あなたが、多すぎるほどのコンテンツを手にできる唯一の時間は、宣伝するときよりも、それが販売プロセスの妨げになったときである。頭に入れておきたいのは、読者が決定する十分なものを持っているなら、彼らは読むのをやめ、彼らがすべきことをするだろう。もし彼らを納得させる十分なコンテンツがなければ、彼らはあなたが望む行動をとりはしないだろう。
サイト訪問者は、様々なタイプや人格を持っている。訪問者層の言葉を話すために、たくさんの異なるキーポイントを見つけなくてはならない。ある人はあなたについて知りたがるだろうし、ある人はあなたの商品やサービスを、またある人はあなたの資質を気にするだろう。ある人は何も気にせず、具体的に商品やサービスがどうような得になるのかを知りたがっている。依然として、別の人はあなたの経歴や信頼のシグナルを知りたがっているかもしれない。
もし、これらのどれかを除外するなら、一部の潜在的なコンバージョンを失うだろう。これらは単なる氷山の一角である。しかしながら、自分自身をあまり薄く広げてしまわないように気を付けよう。全員をを楽しませることはできないが、誰が最重要の読者であるか把握し、確実に彼らにとってのキーポイントを命中させることで適度に良い仕事をすることができる。
読者の多くを納得させる必要があるものを書こう。それ以上はいらない。
チャンスを探す
キーワードをコンテンツで機能させることになる時、コンテンツを台無しにすることなくターゲット・フレーズに追加する多くのチャンスがある。これらのチャンスを探そう。だが、できるからといってキーワードを入れるあらゆるチャンスに飛びついてはいけない。優れたライティングは、キーワードを控えめに使うことを意味する。
全てのパラグラフはキーワードを入れるチャンスに満ちているが、もし可能なかぎりキーワードを追加するならば、キーワード詰め込みという本物の危機に陥ることになる。絶対に避けた方がよいのは、キーワードをしっかり含んだコンテンツにあまりに多くのキーワードを持たせることである。検索したキーワードを基にサイトを探してきた訪問者は過剰にキーワードを含んだコンテンツをかわす面倒な時間を持つことになる。メッセージに満ちたキーワードはキーワードのコンテンツの中でキーワードを過剰に利用した結果、失われることになるだろう。
内部ハイパーリンク
先に触れたように、優れたコンテンツはキーワードだけのものではない。訪問者が欲するものを与えるものである。彼らが欲する、あるいは必要としているものの全てを単一のページでは与えられないこともある。論点をずらさずには、十分に述べることができないことについて語ることもある。この点こそハイパーリンクの魔法が現れるところなのだ。
あまりに多くの場合、人々はハイパー・リンクをコンテンツに「詰め込む」ことを恐れている。それには一理あるが、それでも一理に過ぎない。ハイパー・リンクをやり過ぎる可能性はあるが、ハイパーリンクが多すぎるのは、少なすぎるよりはましだ。訪問者にはナビゲーションを外れてサイトを探索する道を与えよう。別のところで説明されている何かに言及するならば、それにリンクしよう。十分な文脈の中でさらなる情報を提供すべき何かに言及するなら、新しいコンテンツページを作成し、それにリンクしよう。
リンクは人々に探究させ、関心を抱いているのとは別のものを発見させる。人々にあなたへの信頼を頂かせる助けとなるもの、十分な情報を与えるもの、新しいことを教えるもの。リンクなくして、これらのサイトにおける重要な領域は人々がサイトのナビゲーションを発見したとしても、多くは隠されたままである。
素敵なものにする
コンテンツの長いパラグラフは全て適切な要点を伝えるかもしれないが、それらは見るのにとっっってもうんざりする。そしてビジュアル的に退屈であることは、容易に、あまりに読むのが退屈なものに変わってしまう。テキストの見た目をよくしよう。画像を加えるのはコピーライターの仕事ではないが、それはコピーライターが読みやすくできないわけではない。
ヘッドラインや、サブ・ヘッドライン、パラグラフの見出しやセクションの見出しを上手く利用することは、コンテンツを目に優しいものにする上で大きな効果を持つ。黒丸や太字、イタリック、ハイパーリンクや数字リストもまた、コンテンツの見た目をよくし、読みやすく消化しやすいものにする。
ウェブサイトのコンテンツはトップの検索エンジンランキングを得る上で最も重要な要素のひとつである。しかし、それはウェブサイトが確実に訪問者に働きかけることでさらに偉大な要素になる。優れたコンテンツがなければ、サイトは検索エンジンに対しても、訪問者に対しても機能しなくなるだろう。
関連情報
Stoney deGeyter氏はPole Position Marketingのプレジデントで、多くのカンファレンスへの出席や、SEO・SEM関連記事の執筆を行っておられます。今回翻訳元となったSearch Engine Guideで数多くの記事を書かれていますし、Twitterでフォローすることも可能です(@StoneyD)。
記事インデックス
- SEOに関して知っておくべきこと
- Titleタグに関して知っておくべきこと
- Meta DescriptionとMeta Keywordsタグに関して知っておくべきこと
- 見出し及びAlt属性に関して知っておくべきこと
- ドメイン名に関して知っておくべきこと
- 検索エンジンに優しいURLとリンク切れに関して知っておくべきこと
- サイト・アーキテクチャと内部リンクに関して知っておくべきこと
- キーワードに関して知っておくべきこと
- 中核キーワードに関して知っておくべきこと
- キーワードを修飾する語句に関して知っておくべきこと
- SEOコピーライティングに関して知っておくべきこと
- ページ・コンテンツに関して知っておくべきこと
- リンクに関して知っておくべきこと
- リンクの分析に関して知っておくべきこと
- リンキングに関して知っておくべきこと
- リンク構築に関して知っておくべきこと