Youtubeの「Google Webmasters」チャンネルに新しい動画が投稿され、Matt Cutts氏がユーザーからの質問に答えています。
今回の質問は以下です。
自分のWordPressブログへのコメントの文法を正すべきでしょうか?誤った文法のコメントは承認すべきではないのでしょうか?文法の問題を持つコメントを承認すると、自分のページの品質の評価に影響することになるのでしょうか?
Cutts氏はこれに対し「私なら、自分のページに文法上の問題なければ、コメントの文法は気にしない」と返しています。また最後にも「それに神経を擦り減らすようなことはしない」ともいっています。
Cutts氏は「ネット上の人々の書くものが常に辻褄の合うものとは限らないし、Youtubeや他のところでも、意味の通らないコメントを見かけるが、Youtubeが上位表示できないわけではない。ただ、コンテンツは高いクオリティのものにしておきましょう」と続けています。
Cutts氏のいうように、例えコメントのクオリティが低くても、ページのコンテンツのクオリティが高ければ、それがページの価値として評価されるはずで、基本的に気にする必要はないと思います。
Cutts氏も「誤った文法のコメントが残されても、たいていあなたのサイトよりも、それらを残した人間に影響するものだ」としています。
ただ、それがスパム投稿や明らかに公序良俗に反するようなコメントであれば十分に気をつけるべきでしょう。
Googleは「ユーザー生成スパム」ページを設けてスパム対策を求めていますし、やや特殊な例ですが、Googleがコメントをスパムとして認識し、ペナルティを与えたケースもありました。
とはいえ、この場合も文法などは気にせず、非承認あるいは削除してしまうのが妥当ですね。
いずれにしても、ページの主たるコンテンツはもちろんのこと、ページ全体が利用者にとって有益であることを心がけてページを管理できているならば、ユーザーの残したコメントの文法のような些細なことを気にする必要はなさそうです。