昨日、リリース?リリース間近?と疑問符付きで記事にしていたGoogleの新しい検索結果のデザイン、一度は「未だ開発中」と報じられたのですが、その後、正式公開であることが分かりました。私の知る限りでは新しいデザインを望まない声もあり、個人的な印象ですが、不満の残る中での適用となりそうです。
今回の正式公開に関して、Google検索のリードデザイナーJon Wiley氏がGoogle+上で次のように説明しています。
デスクトップのGoogle検索が少し違って見えることに気付いているかもしれません。
昨年末頃、モバイルやタブレットデバイスでの検索にとても大きな改善を行いました(モバイル・ファーストです!):-)。今日、その変更をデスクトップ上での体験に適用しました。
タイトルのサイズを増やし、下線を削除し、全ての行の高さを一定にしました。このことが読みやすさを向上させ、全体的にすっきりとした見た目を作り出します。同様に、新しい広告のラベルもモバイルから持ち込み、マルチデバイス体験をより一貫性のあるものにしました。
プラットフォームをまたいでデザインの一貫性を向上させることで、ユーザーにとってGoogle検索が使いやすくなり、我われにとっても開発がしやすく、全体に改善を適用しやすくなります。
Wiley氏の解説にありますが、今回の変更は、既に変更されていたモバイル版のデザインの特徴をデスクトップ(パソコン)版にも適用したものです。
しかし、下記パソコン版とモバイル版の画面を並べたキャプチャを見て気付くと思いますが、同じGoogle検索でも表示されているタイトルの文字数が異なりますね。
数えてみると、パソコン版が30文字程度なのに対し、モバイル版は33文字前後で省略されています。
モバイル版のものは次のYahoo!検索の文字数と同じです。
(2014/3/14 SEO Jumpさんのコメントにより追記)
また、昨日の記事にも追記しましたが、OSやブラウザ、フォント等の違いでも文字数が変化しますね。例えば下記は「IE11」+「メイリオ」の場合のキャプチャです。
このように、デザインの一貫性が高まったとはいえ、多くのサイト運営者の懸念であったタイトルの文字数が定まらないかたちでの正式リリースとなっています。パソコン版Google検索の影響を考えると、Google検索の仕様に合わせてタイトルの調整が必要になるでしょうし、また、訪問者が利用する確率の高い環境に合わせた調整も必要になると思います。
ただ、この文字数の違いはパソコン版のタイトルにCSSによってタイトルを折り返さないようにしていることから生じているもので、元々出力されている文字数そのものに違いはないと考えられます。
次の画像はデベロッパーツールで一部CSSを変更したものですが、こうすると隠されている部分が表示されます。
個人的には今後CSSが変更され、文字数が統一される可能性もないではないかな、と少しだけ期待してたりもしていますが、ともかく正式公開ですので、対策は必要になりそうですね。