Googleが「Web Design Library」にペナルティを科した可能性があることをSearch Engine Landの記事が伝えています。
同記事を書いたMatt McGee氏によると、同サイトは先週末まで「web design」で8位に表示されていましたが、現在は同じクエリで48位まで順位が低下し、また同時に「Web Design Library」で検索しても検索結果に表示されなくなったということです。
「Web Design Library」に関しては、同サイトの「Vince(@vitaliykoloswdl)」と名乗る人物が、Twitter上でクライアントを含む複数のアカウントに対し、リンク構築の担当者と連絡を取りたいというツイートを行っており、中でもアメリカの大手携帯電話会社「T-Mobile USA(@TMobileHelp)」に対して、有料リンクの契約を更新するよう呼びかけていたことで先週話題になっていました。
一連のツイートの中でVince氏は、T-Mobileが2年前に購入したリンクの契約更新時期が来ていることを伝え、リンク元とリンク先それぞれのページのURL、アンカーテキストなどの詳細をTwitter上で明らかにしていました。
@TMobile Hey guys, what's the best way to talk to your link building manager?
— Vince (@VitaliyKolosWDL) 2014, 2月 17
@TMobileHelp You or the person who works for you place a backlink two years ago. Now the links is up for renewal. That's the isue 🙂
— Vince (@VitaliyKolosWDL) 2014, 2月 17
※T-Mobileは既に該当するツイートを削除してしまっているようですが、全部のやりとりがSearch Engine Roundtableの記事にキャプチャとして掲載されています。興味のある方はそちらをご覧ください。
Twitterというきわめてオープンな場所で行われた、この冗談のようなやりとりは、GoogleのMatt Cutts氏の知るところとなり、Cutts氏からVince氏に対して(一部の人々にとっては非常に恐ろしい)下記のような"警告"が行われていました。
@VitaliyKolosWDL ?_?
— Matt Cutts (@mattcutts) 2014, 3月 20
但し、現在のところ、ペナルティを受けているように思われるのは「Web Design Library」だけで、T-Mobileの方は検索結果にも表示されているようです。
この後、GoogleがT-Mobileにもペナルティを科すかどうかが気になるところですね。