「Webmasters Stack Exchange」に「OGP(Open Graph Protocol)のメタタグを利用すると、Webページをインデックスする際の助けになるのか」との質問があり、GoogleのJohn Mueller氏は「ウェブ検索には利用していない」と回答しました。

投稿された質問の一部を抜粋します。

これ(OGPメタタグ)がFacebook上でページをシェアする際に役に立つのは知っていますが、GoogleもまたどれかをWebページのSEOに利用するのでしょうか?

これに対して、Mueller氏は次のように回答しています。

Googleはウェブ検索のインデックスにOpen Graphメタタグを利用していません。私の知っている限りでは、Google+のスニペットには利用していますが ( developers.google.com/+/web/snippet )。

そこで試しに、title要素、meta要素description、hx要素やパンくずリスト等のないページを作って、「og:title」「og:description」や「og:url」の値をページ内に含まれない文字列にし、インデックスを促してみました。

テスト用に設定したOGPのメタタグ

その後、確認してみたところ、確かに検索結果画面上では利用されていませんでした。

テストページがインデックスされた結果

たまたま見つけた小ネタですが、個人的に知らなかったので、(あと、しばらくブログを書いていなかったので)記事にしてみました。
もしかしたら、どこかで既に紹介済みの情報かもしれませんが、何かのご参考になれば。簡単なテストだけなので、OGPが使われているようなケースをご存知であれば教えていただけると嬉しいです。

なお、Mueller氏も話しているように、「Google+ Platform」の「スニペット」のページでは「schema.org マイクロデータ」のほかに利用するもののひとつとして、「Open Graph プロトコル」が挙げられていて、私も(Microdataの代わりに)利用したことがあります。

実際にGoogle+でシェアしてみると、OGPの内容が反映されているのが分かりますね。

Google+でシェアした結果

いずれにしても、OGPはFacebookやTwitter、Google+など様々な場面で利用されているので、Googleがどう扱っているかに関わらず設定しておくことをお勧めいたします。
OGPについてご存知ないという方は、少し前の記事ですが、次の記事が参考になると思います。