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Smedioに投稿されたJay Adams氏の「The 10 Commandments of Twitter」がちょっとした話題になっていました。意味は「Twitterの十戒」ですね。もちろんかの有名なモーセの十戒が元ネタでしょう。
Twitterは一連の厳格な戒律に基づいている。あなたはたぶんこれらに従うべきなのだ。アンフォローの怒りを避けるために。
読んでみて個人的にとても気に入ったので、以下でご紹介します。
The 10 Commandments of Twitter(ツイッターの十戒)
- 汝、日々数分をツイッターに捧げよ。
- 隣人にスパムを行うことなかれ。
- 汝がブランドへのメンションに目を向けよ。
- 妥当な時を選び、@メンションに応えよ。
- 有益な助言をツイートし、くだらないものを遠ざけよ。
- フォローされた時に、自動でダイレクトメッセージを送ってはならない。
- ロゴを捨て、人間とならねばならない。
- 広い心と理解を持って危機を乗り越えよ。
- リツイートし、他者のメッセージを共有せよ。
- 汝、ツイッターに過度にコミットすることなかれ。
以下に内容について私なりの解釈を書いていきたいと思います。
1. 汝、日々数分をツイッターに捧げよ。
Twitterを毎日するのはそれなりに大変ですが、ほんの数分、Twitterに時間を割く習慣をつけるべきですね。自分のメンションをチェックし、人びとのコメントをチェックするのは重要です。私も最近、この戒律には背き気味です。もう少し積極的にツイートする必要を感じています。
2. 隣人にスパムを行うことなかれ。
Adam氏のコメントが切実です。「もう1995年じゃないんだし、皆スパムがうっとうしいのは知っていると思うよ。頼むから、Twitterではしないでくれ
」。全くです。Adams氏の言うようにそれは間違いなく「フォロワーを失う最速のやり方のひとつ
」です。
3. 汝がブランドへのメンションに目を向けよ。
人びとがあなたの知りたいことをどのように語っているかを知るには、Twitter検索をはじめ、いくつか方法があります。私がよく利用するものは次の記事にもまとめられています。
これらの機能を使って、知りたいことを調査しておくことはとても重要です。そしてできれば、積極的にその会話に参加するようにしましょう。Adams氏は次のようにいっています。「あなたが会話に貢献できればできるほど、人びとは興味を示すようになり、そうなれば、あなたは強い支持者を得やすくなる
」はずです。
4. 妥当な時を選び、@メンションに応えよ。
@メンションにはちゃんと応えましょう、とのこと。これを無視して良いことはないでしょう。
5.有益な助言をツイートし、くだらないものを遠ざけよ。
引用は素晴らしいが控えめにして、ツイートをオリジナルなものにしよう、と説かれています。私も引用が多いので耳が痛いですが、全くその通りで、オリジナルなツイートは価値がありますし、他の人には真似のできないものです。自分だけのオリジナルなツイートはそれを見たいと思うフォロワーを集め、自然相互の関係はより深いものになるはずですね。
6.フォローされた時に、自動でダイレクトメッセージを送ってはならない。
個人的には別に構わないと思うのですが、それでも、送られてきたメッセージが手動か自動かが分からず、返信したのに何も帰ってこないととても微妙な気持ちになるときがあります。自動DMに対して返信されたメッセージにも返信した方が良いと思いますし、どちらにしても、手動ツイートをどこかでしなくてはならないならば、自動DMはせず、必要な場合ひとつひとつ手動で返すべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
7.ロゴを捨て、人間とならねばならない。
「ロゴではなく、人間が関係を作る
」というAdams氏の言葉は当たり前ですが見失いがちなことを上手く言い表していますね。
8. 広い心と理解を持って危機を乗り越えよ。
「思いやりが全てを支配する。たとえ、あなたが友好的とはいえないようなコメントを受け取った時でさえも
」。Adam氏はやり返したり、怒ったり、しないことが大切としています。中には腹の立つ意見をいわれたり、全く根拠のないことで非難されることもあるでしょうが、この場合躍起になって取り消そうとしたり、いい返してもまずうまくいかないと思います。何が原因になっているかを理解することが大切でしょう。
9. リツイートし、他者のメッセージを共有せよ。
「共有することはTwitter上での関係を構築することの重要な部分
」です。リツイートの仕方、され方には常に気を配るべきでしょうし、自分自身がリツイートをされる側になるとベターでしょう。Twitterに限らずソーシャルメディア上では紹介や共有が自分の価値を高めることに繋がります。
10. 汝、ツイッターに過度にコミットすることなかれ。
「それ自体が救世主ではない。それは単なる道具でである
」。もっといえば、ソーシャルメディアはツイッターだけではありませんし、必ずしもツイッターをしなくてはいけないこともありません。ツイッターに過度に期待したり、比重を置いたりすることなく、目標に沿った形で運用すべきですね。時にはツイッターをやめることも選択肢に入ってくるでしょう。
まとめ
最近、フォロー数、フォロワー数共に増加し、私自身ツイッターの使い方が変化してきました。これまでは基本的にフォローされたらフォローを返すようにしていましたが、結果的にリストを使っても、最も関係を維持したい方々との会話が難しくなったり、フォローしている人を把握できなくなってきたりと、ソーシャルメディアで重要な人間関係の構築部分で色々と問題が生じるようになってきました。
そこで思い切ってこれまでのスタイルを変更し、フォロワー数が減るだろうと承知の上で、フォローを返さなかったり、フォローをやめたりといったことを行うようにしています。その辺りの考えについては以前「フォロワー数がTwitterのすべてではない」でも少し書きました。
こういう風に自分のスタイルを変えようとしているとき、上の十戒のようなものはネタとして楽しいだけでなく、とても便利で、自分自身のやっていることを客観的に見る際の目安にもなりますね。