SEOの基礎、パート3です。まだまだ先は長いですね。今回はMeta DescriptionタグとMeta Keywordsタグに関する記事になります。
以下はStoney deGeyter氏による「SEO 101 – Part 3: Everything You Need to Know About Meta Description and Keyword Tags」の全訳になります。もし誤訳や解釈のミスなどがありましたら、ぜひご指摘ください。可能な限り修正していきたいと思います。
SEO101 – Part3: Meta DescriptionとMeta Keywordsタグについて知っておきたいこと
以下のシリーズはニューヨークでL’Oreal主催の美容系ブロガーグループに行ったプレゼンテーションから転用したものである。プレゼンテーションのほとんどは、ブログを検索エンジンとユーザーに優しいものにする方法について用意されたものだが、ここで私はあらゆる業界をまたがって製品やサービスを販売するサイト向けのコツや戦略を含む多くのコンセプトを膨らませていくつもりである。
Meta Descriptionタグ
SEOに関する大きな誤解のひとつは、我われが行う全てが検索エンジンのランキングを上昇させるようになっているというものだ。これは事実ではない(あるいは、事実であるべきではない)し、Meta Descriptionタグより分かりやすい例もない。このDescriptionタグは検索エンジンのランキングアルゴリズムに十分な重みを与えることは無いが、依然として効果的な最適化キャンペーンのとても重要な一部である。
Titleタグのように、Meta Descriptionタグはしばしば検索結果に表示されることになる。一般に、あなたが検索結果画面で見るのは、そのすぐ下のクリックできるタイトルのリンクと、次にDescriptionタグ、あるいはページのスニペットである。もし、Descriptionタグが利用されたなら、それは訪問者にあなたのサイトへのリンクをクリックする気にさせる重要な一部になる。
あなたのDescriptionタグが適切かつ的確にあなたの訪問者にページに何があるかを伝えられなかった場合、おそらく彼らは別の結果をクリックするだろう。
多くの人がDescriptionタグにそれほど執着しないのは、彼らが人びとは検索結果ではなく、ランキングでクリックするという考えにとらわれているからである。これは事実ではない。確かに、多くの人々が上位にランクしているサイトをクリックするが、それはそれらのサイトが人を引き付けるTitleやDescriptionを持っている場合に限るし、たいていそんなことはない。残りの人びとは、最初に良く考えもせず、盲目的にリンクをクリックするし、そうしてはたいていがっかりしている自分に気づくのである。
検索エンジンに目を通し、サイトを見つけるのにTitleやDescriptionを読むのに時間をとる人びとは、ほとんどが彼らが探しているものを知っているし、あなたのサイトにたどりつけば、ターゲットとする訪問者になる可能性が高い。
あなたが私のようならば、検索結果でTitleタグより先にDescriptionを読むだろう。タイトルにメインキーワードを詰め込むことは簡単だと思うが、Descriptionは私が探しているよりロングテールなフレーズの一部を含んでいる可能性が高い。もしタイトルが私の検索と概ね一致していれば、Descriptionはさらにより詳細に適合するはずなのだ。もしそうでないならば、私はおそらく間違った結果を見ているのだろう。
原則は、それぞれのDescriptionタグが一意であるのが望ましいということだ。Descriptionは、訪問者がそのページに見つけることを期待するはずのものの20-40ワードのサマリーであるべきである。それぞれのページのDescriptionはその次のものとは異なり一意であるべきである。検索者を引き付けるように最も重要なキーワードや次に重要なものを使って、他とは異なるページのサマリーを作るようにしよう。
あなたはあらゆるページにDescriptionタグを望まないだろうし、その必要もない。Descriptionを全く持たずにおく方が良い例がいくつかある。私にとっては、もしあなたが幅広いキーワードをターゲットにしているなら、Descriptionタグを使い、もし、あなたがロングテール・キーワードをターゲットにしているならば、そうしないというのが原則である。
ここでの根拠は、あなたが記事ページやブログ投稿でロングテールのフレーズを求めるならば、単に40ワードのDescriptionにそれらを機能させるようにするにはあまりにバリエーションが多くなりすぎるというものだ。他方で、ロングテールの単語が、内容に含まれていて、Descriptionタグにない場合、検索エンジンが検索に基づいてページからスニペットを取り込むだろう。これは検索結果のクリック可能なリンクの下のDescrioptionの内容に実際のキーワードを含む可能性を増すのである。
Meta Keywordsタグ
Meta Keywordについて言うべきことがあるとすれば、それについてあまり言うことがないということだけだ。検索エンジンはそれを重視していないし、あったとしても、備えとしてであり、訪問者はそれに出会わない。何にせよ、それは見えないのだ。
しかし、人びとが尋ねるの止められない、カンマあるいはスペースを使うのか? フレーズあるいはワードを使うのか?Keywordsタグはどのくらいの長さにすべきなのか?
答えはこうだ。それは問題ではない。あなたがMeta Keywordsタグをページに追加する時間をとるつもりなら、こう提案しよう。貴重な時間をそれを書く「正しい」方法について気にかけることで無駄にしないで欲しい、と。そこに2、3のキーワードを放り込んで、放っておこう。フォーマットやスペース、カンマ、長さやそんなことを気にしないで欲しい。短く、簡潔にして、先に進んでほしい。
関連情報
Stoney deGeyter氏はPole Position Marketingのプレジデントで、多くのカンファレンスへの出席や、SEO・SEM関連記事の執筆を行っておられます。今回翻訳元となったSearch Engine Guideで数多くの記事を書かれていますし、Twitterでフォローすることも可能です(@StoneyD)。
記事インデックス
- SEOに関して知っておくべきこと
- Titleタグに関して知っておくべきこと
- Meta DescriptionとMeta Keywordsタグに関して知っておくべきこと
- 見出し及びAlt属性に関して知っておくべきこと
- ドメイン名に関して知っておくべきこと
- 検索エンジンに優しいURLとリンク切れに関して知っておくべきこと
- サイト・アーキテクチャと内部リンクに関して知っておくべきこと
- キーワードに関して知っておくべきこと
- 中核キーワードに関して知っておくべきこと
- キーワードを修飾する語句に関して知っておくべきこと
- SEOコピーライティングに関して知っておくべきこと
- ページ・コンテンツに関して知っておくべきこと
- リンクに関して知っておくべきこと
- リンクの分析に関して知っておくべきこと
- リンキングに関して知っておくべきこと
- リンク構築に関して知っておくべきこと