Bluesky にて「コアアップデートによって検索結果のサイト名が正しくなった」という投稿があり、それに対して Google の John Mueller 氏が「コアアップデートとは無関係だ」と返すやりとりがありました。
具体的には次の投稿でのやりとりです。
The only good thing about 2 core updates in a row is Google changes my company's sitename back to our old name with the first, and fixed it with the second 🥲 Thank u for the 2 week flashback to the most annoying SEO problem ever 🥲🥲🥲
— lyndsay (@magpie.tips) 2025年1月4日 3:30
ざっくり訳すとこのような意味になります。
続けて行われたふたつのコアアップデートで唯一良かったことは、Googleが最初に我が社のサイト名を以前の名前に戻した後、次に正しく修正したことだ🥲今までで一番厄介なSEOの問題に対する2週間のフラッシュバックをありがとう🥲🥲🥲
@magpie.tips on Bluesky
これに対して Mueller 氏は次のように返しています。
That shouldn't be related to a core update, but good to hear it's fixed 🙂
— John Mueller (@johnmu.com) 2025年1月4日 3:39
コアアップデートとは無関係なはずだが、修正されて良かった 🙂
@johnmu.com on Bluesky
ちなみに、ここで話題になっている検索結果上のサイト名はこの部分のことですね。
なお、Google の検索結果に表示されるサイト名への対処については、検索セントラルのドキュメント「Google 検索に対してサイト名を指定する」を参考にするのが良いでしょう。
ドキュメントによると、Googleは次の要素を参考にサイト名を自動で決定しているとのことです。
- サイトのホームページ(トップページ)のコンテンツ(
og:site_name
、title
要素、見出し要素の内容やその他のテキスト) - ウェブ上での言及
また、もし自動的に決定された内容が望むものではなく変更したいのであれば、WebSite の構造化データを用いるように勧められています。
記述すべき具体的な内容についてはGoogleのドキュメントを参照していただければと思うのですが、たとえば当サイトでは、次のように記述しています。
<script type="application/ld+json">
{
"@context" : "http://schema.org",
"@type" : "WebSite",
"name" : "Tyto Style",
"alternateName" : "ティトスタイル",
"url" : "https://www.tyto-style.com/"
}
</script>
ただし、これらを正確に指定したからといって、必ずしもそれが採用されるわけではないため、ご注意ください。
独自性がなく、あまりに一般的な名称であったり、他の要素と照らし合わせて大きく異なっている場合は採用されませんし、それらの問題がなくてもサイト名が表示されないケースも多く見かけます。
かくいう当サイトも実は現在ドメイン名がそのまま表示されている状態で、サイト名は表示されていません。
先に採り上げた Bluesky の投稿ではないですが、以前は表示されていましたし、先日のコアアップデートの展開中に一時的に表示されていたのを確認できていたりもするので、コアアップデートの影響を疑いたくなる気持ちはよく分かります(おそらくこのサイトは長く更新していなかったため、Googleが十分に判断できるだけのデータが揃っていないのでぶれるのだと思っています)。