サイトマップには正規URLを記載すべき


GoogleのGary Illyes氏は最近自身のLinkedIndでSEOのチップスをいろいろと投稿していて面白いです。

先日の投稿ではサイトマップに含めるべきURLについて次のようにアドバイスしています。

Include the URLs that you would want to see as canonical in your sitemaps. It’s normal to have some duplicate content on your site, but you want to give search engines as many hints as you can about which version should be canonical (I.e. shown in search results). Sitemaps is one of those hints. Not as strong as rel-canonical and definitely not even near redirects, but it can be useful still.

Gary Illyesさんの投稿

上記はおおよそ次のような意味です。

サイトマップには正規で表示させたいURLを記載しよう。サイト内に重複コンテンツがあるのは普通のことだが、どのバージョンを正規のもの(つまり検索結果に表示されるもの)とすべきかについて検索エンジンには可能な限り多くのヒントを与えた方が良いだろう。サイトマップはそれらのヒントの一つだ。rel=”canonical” ほどに協力ではなく、リダイレクトにも程遠いが、それでも役に立つことがある。

Gary Illyesさんの投稿

サイトマップには正規のページを記載すべきということは、Googleの公式ドキュメントにも記載されているので、とくに新しいことではありません。

サイトマップには正規 URLのみを記載します。ページに複数のバージョンがある場合は、検索結果に表示させたい URL のみをサイトマップに記載します。サイトのバージョンが複数ある場合は(www ありと www なしなど)、優先するサイトを決定してそのサイトにサイトマップを配置し、rel=canonical リンク要素を追加するか、もう一方のサイトへのリダイレクトを追加して正規 URL を Google に明示します。

サイトマップの作成と送信

一方で軽視されがちなのが、上記アドバイスにある「検索エンジンには可能な限り多くのヒントを与えた方が良い」という箇所です。
rel=”canonical” を設置しているからサイトマップは前のままだったり、内部リンクを変えずにそのままにしていることが原因で、うまく正規化が機能していないケースはよく見かけるので、この辺りは意識しておいた方が良いですね。